2016年04月09日

設計料訴訟について

開業2年目に、弊社に住宅の設計依頼をくださった県外のお客様。図面完成後に突然態度を一変して設計料をお支払いにならないまま、ご親戚の建設会社で私の設計そのままに新築された方がいました。

訴えるか否か2年悩みました。費用は小額ですし、訴訟など経験もなく、人を訴えることに漠然とした後ろめたさや浅ましさを感じて大変に悩みました。
しかしこのお客様の行為を容認してしまうと、設計料をお支払いいただいている他のお客様にも、弊社で働いてくれている仲間にも、そして家族にも申し訳ないと思い、支援してくださるお客様や仲間の勧めもあって2年前に提訴しました。売掛金の回収よりも、弊社の業務が適切であることを公の場で明らかにしたいという気持ちが一番の目的でした。

先日判決では、こちらの業務の妥当性を100%認める内容でした。長い長い戦いでした。
争点は住宅設計業務の進め方の妥当性にありました。
弊社の業務が適正であることを法廷が認めてくださったことは、私のこの訴訟の目的を達成しかつ今後の弊社業務にとりましてもとても意義のあることです。

この判決は当時の弊社の業務が適切であったことの証でありますが、この訴訟の準備を行う過程を通じて多くの気づきがあり事務基盤が改良され強化されました。これがその後の大きな成長への礎を築くきっかけとなりました。アトリエイデアは法人となり建設業の許可を取得し、より一層の公正さ、誠実さが求められています。会社の成長においてコンプライアンスは欠かせません。

同業の方にも同じような経験をされた方が多くあると思います。私自身がこの問題を相談するなかで同様の経験をされた方が複数ありましたが、泣き寝入りされたケースばかりでした。
同業の方に、ささやかでも私の経験がお役に立てば幸いと思い公表いたします。


最後に…
弁護士として友人として戦ってくださった岡山テミス法律事務所の柴田弁護士、アドバイスを下さった谷岡法務事務所の谷岡猛先生に心より御礼申し上げます。
posted by アトリエイデア at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記